コーヒー豆とは何か？

 

コーヒー豆は『豆』と呼ばれていますが、実はマメ科の植物ではありません。

『リンドウ目アカネ科コーヒーノキ属』に分類される『コーヒーノキ』という植物です。

このコーヒーノキは真っ赤なさくらんぼのような実をみのらせることからそれを『コーヒーチェリー』と呼びます。

このコーヒーチェリーの中にある２つの種子これがコーヒー豆となるのです。

 

コーヒーチェリーを断面で見ると下のイラストの様に種子を中心に各層に分かれています。

それぞれ次の役割や特徴があります。

①種子（生豆）

　種子が2つ向き合っています。これが生豆であり、焙煎することでコーヒー豆となります。

②シルバースキン

　種子を覆っている薄い皮です。焙煎することで『チャフ』となり剥がれ落ちます。

③パーチメント

　シルバースキンを覆っている硬い皮です。

④果肉

　熟すと甘くなりますが食用には向いていません。現地では肥料などに使われます。

⑤外皮

　果肉を覆っている外側の皮で熟すと赤くなります。