ブレンドコーヒーの作り方
2022/07/17
ブレンドコーヒーの作り方
こんにちは、イケダコーヒーです!
前回の投稿に引き続き今回はイケダコーヒーで実際に行っているブレンドコーヒーの作り方について紹介していきます。
当店はプレミックスとわれる生豆の状態でブレンドするやり方を取り入れています。
コーヒーショップでコーヒー豆を購入される場合は既に焙煎された豆だと思うので、味わいの調整など融通が効かず難しいとは思いますが、容量は同じです。
この記事を参考にあなた好みのブレンドを楽しんでみてください
出来上がったコーヒーのイメージを思い描く
まずはじめに、出来上がったコーヒーを飲んだ時の味わいをイメージします。
ただ単に『美味しいブレンドにしたい』という目的でブレンドを始めてしまうと、目指すべきゴールの幅が広すぎて途方に暮れるでしょう。
このようにイメージがはっきりしていないと行き当たりばったりの作業の繰り返しでていつまでたってもゴールにたどり着けません。
今回は、季節柄暑いので暑さが吹き飛ぶような南国系のフルーツを思わせる香り。
トロピカルフレーバーをゴール地点にブレンドの開発を紹介します。
ブレンドの構成
一般的にブレンドの構成は以下のようになります。
①主役…イメージした味わいに近い豆を選ぶ。
②ベース…中性的な味わいの豆を選ぶ。
③アクセント...主役とベースで補い切れていない部分をカバーする。隠し味のような役割で使うことも
使用する豆を選ぶ
トロピカルフレーバーということで以下の候補が挙がりました。
自前の豆でいったん候補を洗い出します。
今回はこちらの豆を候補に挙げました。
産地・品種 | |
①主役 | タンザニア、エチオピア、ケニア |
②ベース | ブラジル、コロンビア、グァテマラ、ブルーマウンテン |
③アクセント | マンデリン、エチオピア、ゲイシャ |
候補の豆を揃える
候補に挙げた豆から更に掘り下げて豆を準備します。
今回はプレミックスなので焙煎度合い「中深煎り」、挽き方「中挽き」で揃えて準備します。
①主役…『ケニア』
②ベース『ブラジル』『コロンビア』『グァテマラ』
③アクセント『マンデリン』『エチオピア』
マグカップの中でブレンドを組み立てる
豆の量『10g』の中でブレンドしテイスティングを繰り返します。
この時に試したいブレンドの割合をマグカップに入れますが、いきなり①主役②ベース③アクセント の3種類以上の豆混ぜ合わせるのは配合する割合のパターンが多すぎて非常にレベルが高いです。
①主役②ベース の2種類の組み合わせから下の表のように配合をずらして何度も繰り返し、最もイメージと近い割合を探し当てていきます。
パターン | ①主役『ケニア』 | ②ベース『ブラジル』 |
① | 9g | 1g |
② | 8g | 2g |
③ | 7g | 3g |
④ | 6g | 4g |
⑤ | 5g |
5g |
⑥ | 4g | 6g |
⑦ | 3g | 7g |
⑧ | 2g | 8g |
⑨ | 1g | 9g |
アクセントを加える
①主役②ベースでテイスティングを繰り返した結果、イメージしたトロピカルフレーバーを探し出せたのであれば完成です。
味わいに更なる深みや、酸味に寄りすぎて飲みづらいなど感じたのであれば③アクセントを追加して更なる補正を繰り返します。
イケダコーヒーで行っているブレンド商品の開発方法を紹介しました。
ひたすらテイスティングを繰り返していく中で得られる知識がとても多く、そのブレンドに対して考え抜けば考えただけ自慢のブレンドコーヒーに仕上がります。
試行錯誤して生み出した当店のブレンドはどれも店主が自信をもっておすすめできるブレンドばかりです。
是非、あなたの五感でイケダコーヒーのブレンドを味わってみてください
最後までご覧いただきありがとうございました。
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イケダコーヒー
電話番号 : 080-6359-3843
オリジナルブレンドのコーヒー
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