水質とコーヒーの関係
2022/07/28
こんにちは、イケダコーヒーです!
今回は水とコーヒーの関係について紹介していきます。
美味しい1杯を淹れるには、使う水も非常に重要な役割を果たします。
コーヒーはドリップコーヒーなら98.5%、エスプレッソなら90%が水で出来ているので、使う水が如何に重要かがわかると思います。
コーヒーの抽出に使用する水にほんの少し気を配るだけで、驚くほど美味しいコーヒーが出来上がりますよ。
使用する水選びの参考にしてみてください☕
水の役割
冒頭の通り、コーヒーの成分はほぼ水です。
まずい水を使えばコーヒーも当然まずくなります。
塩素臭い水を使えばその水で淹れたコーヒーはひどいものになります。
活性炭入りの単純な構造のフィルター(ブリタなど)は塩素等の味わいそのものを阻害するものを除去するのに役立つかもしれません。
美味しいコーヒーを淹れるには、このような臭気を除去することはもちろん絶対条件になってきます。
更に水の硬度やミネラル、pH値などが変わるだけでも1杯の出来を大きく左右します。
水の硬度・含有ミネラル
水の硬度とは、カルシウムやマグネシウムなどがどの程度水に溶解しているのかを示したもので、地域ごとの岩盤がどのような性質なのかで決まります。
軟水~硬水の区分けは以下のようになります。
軟水 | 中硬水 | 硬水 | |
硬度(mg/L) | 60以下 | 60~120 | 120以上 |
コーヒーに関していえば、若干硬度がある水はコーヒー抽出に適しているが、中硬度以上の水は適していません。
水の硬度はお湯とコーヒー粉の混ざり方に大きく影響します。
硬度が高くなると、コーヒーの成分が溶けだす速度が変わるだけでなく化学的なレベルで本質的に変えてしまいます。繊細な甘み、複雑さをうまく出せません。
また、実用的な面でいえばコーヒーメーカーなどの機械で水を温めるタイプのものに硬水を入れてはいけません。
石灰のカスが溜まり破損の原因になります。
多くのメーカーが硬水の使用を保証の対象から外しているほどなので注意が必要です。
含有ミネラル
繊細な味わいを正確に表現するためには、水に少しの硬度があること以外に求めることはあまりありません。
強いて言えば含有ミネラルは少ない方が望ましいです。
栄養成分表示のラベルに記載があるのでチェックしてみてください。
完璧な水
米国スペシャルティコーヒー協会(BCAA)はコーヒー用の完璧な水の推奨ガイドラインを発行しています。
もし自宅の水質を知りたい場合は専用のキットもあるので測定してみると面白いですね
目標値 | 許容範囲 | ||
におい |
クリーン、爽やか、無臭 | ||
色 | クリア | ||
180℃における 総溶解固形物(TDS |
15mg | 7.5~25mg | |
カルシウム硬度 | 6.8mg | 1.7~8.5mg | |
アルカリ度 | 4mg | 4mg前後 | |
pH値 | 7.0 | 6.5~7.5 | |
ナトリウム | 1mg | 1mg前後 |
コーヒーに適した水をまとめると
①軟水の地域に住まいしている場合…水道水を使用してもいいが浄水器にかけた方がより繊細な味わいを楽しめます
②中硬度以上の地域に住まいしているの場合…イオン交換樹脂タイプのフィルターを使い、軟水に寄せます
(下にバナー張っておいたのでチェックしてみてください)
もしくは、ボトル入りの水を購入するのであれば“完璧な水”にある表を参考に選んでみてください。
硬度の高めの地域の方は1度軟水の水を選んで淹れてみてください。
水の硬度でコーヒーの味わいは大きく変わりますよ。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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